ペットフード協会のデータによると、日本で飼育されている犬は850万頭、猫は960万頭です。

犬と猫を合計すると1,810万頭となり、日本の15歳未満の子どもの数1,500万人に比べると、ペットの方が子どもの数より多いことがわかります。

現在、犬を飼っている世帯は全体の13%、今後飼いたいと思っている世帯を合わせると33%にのぼります。犬の80%以上は室内で飼われている今、犬を飼うなら人も犬も住みやすい家にしたいですね。

犬も人も気持ちよく暮らすために、家づくりができることはたくさんあります。

例えば、いたずらされないよう扉つき収納にする、危険な階段やキッチンにはゲートを付ける、臭いの気になる場所はメンテナンスしやすい建材を採用するなど。飼い主が犬のケアをしやすいよう工夫することもできます。

犬足場

犬はもはや家族の一員と言われる存在。家族の集まるリビングに犬のためのスペースがあると人も犬も安心してくつろげます。

滑りにくい床材を使う、窓から外を眺められるようにする、天気のいい日は屋外での居場所を作るなどの工夫があると、犬はより快適に過ごせます。

ひなた

犬との暮らしで起きるトラブルの多くは、しつけで解決できると言われています。しつけのプロであるドッグトレーナーは、しつけ依頼を受ける際には犬の住環境のチェックは欠かせない、と言います。犬が住みやすい家は、しつけをサポートすることもできるのですね。

犬が幸せな家は人にとっても幸せな家のはず。犬も人も暮らしやすい家を小さな工夫から始めてみませんか?