雑木(ぞうき)の庭ってなんですか?
2021年04月20日
場所がない、手入れが大変そう、などの理由から敷地に植栽することをためらう方がおられます。
しかし、家をより魅力的に見せてくれる緑を活用しないなんてもったいない!と声を大にして言いたい。
小さなスペースでもその場に合わせた植物を植えることができますし、最初は面倒だった手入れも趣味になるほどすっかりはまってしまった、という方もおられます。まずは頑張らなくてもできる範囲で緑を育ててみませんか?
昨年秋、当社の庭を完全リニューアルしました。庭と言っても奥行1m長さ7mの細長い廊下のような花壇です。この狭い場所に、今人気の季節を感じる雑木の庭を作りました。
植栽プラン
雑木林とは、人間の手で維持されている、いろんな樹木が混じって生えている林のこと。
そしてその雑木林の心地よさを活かした、里山の風景を映したような明るい庭のことを一般に雑木の庭と呼んでいます。
雑木の庭を作るには、株立ちの落葉樹を中心に高木・中木・低木をバランスよく植えることが大切です。
一年中緑を楽しめる常緑樹を適度に混ぜると、寒い冬も寂しくなりすぎない庭になります。
雑木の庭では自然樹形を活かした剪定を施しながら、様々な樹木が競い合って成長していく様子が楽しめます。経年に伴う姿カタチの変化も雑木の庭の楽しみの一つです。
昨年秋、植え付け直後
わずか1畳ほどのスペースでも高木から低木まで5本の木を植えることができます。
高さや葉の形が異なる樹木を植えれば見た目も楽しく、開花時期が異なる樹木を植えれば、緩やかに季節が移ろう様子が味わえます。
春を迎えた現在の様子
少しずつ暖かくなり、当社の庭でも秋に植えた木々が芽吹き始めています。
道行く人に小さな自然をお裾分けできるとうれしいです。